Oracle データベース オプションの追跡管理

FlexNet Manager Suite バージョン 2018 R2
Oracle オプションは、それが実行中のデータベースインスタンス上でローカルに管理されている可能性、または Oracle Enterprise Manager (OEM) を使ってリモートで管理されている可能性があるため、Oracle オプションが特定のデータベース インスタンス上でライセンス可能な状態として表示される理由が分かりづらい場合があります。今回より、データベース インスタンスの新しいプロパティによって、これが追跡しやすくなります:
  • 各データベース インスタンスのプロパティの [全般] タブで、Managing OEM プロパティは、最近のデータベース インスタンス管理を行ったのがどの Oracle Enterprise Manager インストールであったのかをレポートします。
  • 同じプロパティの [オプション] タブでは、[使用中] 列にどの Oracle オプションがこのデータベース インスタンスでライセンス付与することが可能であるか、また新しい [有効] 列に各オプションが [このデータベース インスタンス] に対してローカルで有効化されているかどうか、あるいは [Oracle Enterprise Manager] によってリモートで有効化されているかどうかを示し、インストールが [全般] タブで識別されたことを意味します。
これらの新しい分析に特殊な構成は不要です。これは、FlexNet インベントリによる Oracle データベースおよびインスタンスの収集に関するすべての方法に対して使用可能で、唯一必要なのは、Oracle Enterprise Manager によって管理リポジトリとして使用されるデータベース インスタンスが、FlexNet インベントリが収集されるデータベース インスタンスであることだけです。
ヒント: Oracle Database 12c 以降を使用する場合、OEM リポジトリがプラグ可能なデータベース インスタンスで保存されている可能性があります。その場合、プラグ可能なデータベース インスタンスからインベントリをサポートするために、FlexNet インベントリ エージェント のバージョン 13.0.1 (FlexNet Manager Suite 2018 R1 hotfix 02 で配布) 以降が必要です。

Oracle サーバーにローカルでインストールされている FlexNet インベントリ エージェント をログ記録することが可能になったことで、各データベース インスタンスで検出されたオプションの詳細を含めることができるようになりました。これは、Oracle オプションのトラブルシューティングに役立ちます。