XenApp サーバー エージェントの更新

FlexNet Manager Suite バージョン 2019 R2

FlexNet Manager Suite リリースには、XenApp バージョン 7.5 以降で使用可能な XenApp サーバー エージェントの新しいバージョンが含まれています。これは、https://community.flexera.com/t5/FlexNet-Manager-Knowledge-Base/Adapter-Tools-for-FlexNet-Manager-Suite/ta-p/5114 を通して取得可能なアダプター ツールのアーカイブからダウンロード可能です。

XenApp サーバー エージェントの強化によって、次が正しく処理されます:

  • ファイル パスに Windows 環境変数が含まれている場合も、リモート レジストリを使ってアプリケーション ファイル パスを解決。次のパスを考慮してください:
    %ProgramFiles%\Google\Chrome\Application\chrome.exe
    Citrix のパスに Windows 環境変数が含まれている場合、変数はサーバー側とクライアント側で異なる場合があります。FlexNet Manager Suite は、同一サーバー上に存在する場合と同様にこれらが解決されるものとみなします。クライアント側で変数が解決される場合を考慮して、FlexNet Manager Suite では新しいコマンドライン オプション -r false/true が提供されています。
  • UNC パスまたは DFS 共有を使ってパブリッシュされたアプリ。たとえば、次の UNC スタイル パスが今回より正しく解決します:
    \\BirksWidgets.com\Citrix$\2018\SP_2018_Tools.exe
  • パラメーターが追加されているファイル パス。たとえば、次のファイルパスは後に続く http://BirksWidgets.com パラメーターに関わらず、今回より正しく解決します。
    \\BirksWidgets.com\Citrix$\2018\tools\iexplore.exe http://BirksWidgets.com
ヒント: Citrix Studio で、Citrix Application Settings を構成するとき、Path to the executable file フィールド (Locationタブ上) にパラメーターを追加することは避け、隣接する Command line argument (optional) フィールドを使用することがベストプラクティスです。

新しい XenApp Server エージェント コマンドライン オプション

FlexNet Manager Suite では、新しい XenApp Server エージェント コマンドライン オプション -r true/falseが提供されています。このスイッチを使って、XenApp サーバー上のローカルで解決される値を使用するか、XenApp クライアント デバイスのレジストリから環境変数をリモートで読み取るかを選択することができます。

構文: FnmpXenAppAgent.exe -r true/false
コマンドライン オプション 説明
-r true/false
Citrix XenApp 7.5 以降のみのオプション可能な値:
  • false - (デフォルト) リモート レジストリ環境変数の解決を無効化し、XenApp サーバー上の ローカル 変数の解決を有効化します。
  • true - XenApp サーバー が既存の値を使用してファイル パスに埋め込まれている環境変数を解決し、XenApp クライアント マシン上にある Windows レジストリをリモートで読み取るようにします。
このコマンドを使用して環境変数を解決するには、次の両方の条件が必要です:
  • リモート環境変数は解決するためには、クライアント マシン上で Remote Registry サービスが開始済み ([Running] ステータス) でなくてはなりません。
  • このコマンドを使って環境変数を正しく解決するためには、XenApp サーバー エージェントを実行するアカウントが XenApp クライアント マシン上に存在しなくてはなりません。