現在の消費フィールドを使って IBM PVU ライセンスを管理する
ライセンス一覧にある列選択ツールに新しい列が追加され、IBM PVU ライセンスの概要表示機能が強化されました。
その他すべてのライセンス タイプでは、[消費済み] 列に最後に行ったライセンス消費の計算結果 (通常は、夜間に行われる照合結果) が表示されます。ただし、IBM PVU ライセンスの場合、[消費済み] 列にはこれまでのレポート期間全体におけるピーク時の消費数が表示されます。これは、ピーク値 (3 つの必須 IBM リージョンにおける合計) が IBM PVU ライセンスにおけるライセンス消費の測定単位となるためです。これは、IBM PVU ライセンス プロパティの [コンプライアンス] タブに表示される [最大消費数] と同じです。
これによって、PVU ポイントが上昇している (ピーク時の消費数が現在計算済みの消費数でもある) か、または下降している (現在の消費がピーク時の消費数を下回っている) かどうかを監視するのが必要以上に困難となります。以前のリリースでこの傾向を監視するためには、各 IBM PVU ライセンスを順番に開いて、[コンプライアンス] タブの ”現在の消費数” フィールドを確認する必要がありました。
今回より、ライセンス一覧には [現在の消費数] 列が含まれていて、IBM PVU ライセンスの [コンプライアンス] タブからの値が反映されます。その他すべてのライセンス タイプの場合、ここには [消費済み] 列と同じ値が表示されるため、特に有益な情報とは言えません (なぜなら [消費済み] 列に、既に最新の計算結果が表示されているためです)。しかし、PVU ポイントを厳密に監視する必要がある場合、IBM PVU ライセンスのみを表示するように適切な一覧にフィルターを適用し、[現在の消費数] 列の隣にピーク時の [消費済み] 列を表示して、その傾向を調査することができます。
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