Flexera SaaS Manager コネクター

FlexNet Manager Suite バージョン 2020 R1

Flexera SaaS Manager は Software as a service (SaaS) アプリケーションのライセンス サブスクリプションや関連使用状況などの管理に大変優れたツールです。FlexNet Manager Suite の本リリースでは、全ての SaaS ライセンスの概要を 1 つのペインにまとめ、すべてのソフトウェア資産を管理することができるシンプルなコネクターが提供されています。

一度承認が行われると、コネクターが毎晩 Flexera SaaS Manager から FlexNet Manager Suite にすべての関連データをインポートし、ローカル ライセンス レコードを更新して最新のエンタイトルメントを表示し、毎晩行われるライセンスの消費の計算にこれらのデータが含まれます。これらのインポートされた各ライセンスは、Flexera SaaS Manager で作成されライセンスをミラーし、調整が必要な場合に元のライセンスに切り替えることができるハイパーリンクが含まれます。また、ライセンス名のカスタマイズ (グループ分けをして認識し易くするため「FSM」を追加するなど)、契約または購入のリンク (参考用のみ、実際のエンタイトルメントは Flexera SaaS Manager から毎晩インポートされます) や菅理所有者など、FlexNet Manager Suite 内のライセンスに情報を追加することもできます。これらの詳細は、毎晩インポートされる更新で保存されます。

このコネクター 1 つが、以前の 3 つの SaaS コネクターに取って代わります (Flexera SaaS Manager のライセンスを持たないカスタマー向けに、これらの古いコネクターも引き続き使用可能です):
  • Microsoft Office 365 (非推奨)
  • Microsoft 365
  • Salesforce
これらのコネクターのどれかを以前使用していた場合、FlexNet Manager Suite Inventory Adapters and Connectors Reference PDF ドキュメント (オンライン ヘルプのタイトル ページからリンクがあります) に Flexera SaaS Manager コネクターへの切り替え作業におけるベスト プラクティス、およびオプションでライセンスの重複を削除する手順が掲載されています。念のため、承認済みコネクターから Flexera SaaS Manager への初回インポート時、ステータスが [使用停止] であるこれらの以前のコネクターからの全てのライセンスに対して自動的にマークが付けられるため、その晩以降は毎晩行われる照合時に古いライセンスが影響を及ぼすことはありません。その時点から、すべての処理は Flexera SaaS Manager レコードを通して行われ、FlexNet Manager Suite 内に表示されます。
このコネクターの前提条件:
  • 両方の製品のライセンスを保有していること
  • FlexNet Beacon バージョン 15.0.0 以降をインターネットに接続する インベントリ ビーコン 上にインストール済みであること (プロキシ サーバーを使ったアクセスもサポートされています)。これは、2020 R1 リリースに含まれている インベントリ ビーコン バージョンです。
FlexNet Manager Suite の実装がオンプレミスの場合で、Flexera SaaS Manager がクラウドのみの製品であっても、コネクターは毎晩 (スケジュールされたタイミングで) 実行し、すべての必要な情報を統合します。構成はシンプルで、インベントリ ビーコン のオンライン ヘルプにすべて記述されています。