アップロードされたドキュメントをスキャンして、悪質なコンテンツを除去

FlexNet Manager Suite バージョン 2020 R2

FlexNet Manager Suite 内で、例えば購入、契約、資産、およびライセンスのプロパティに関して、レコード管理に役立つサポート ドキュメントを参照することができます。電子ドキュメントの場合、フィルをアプリケーション サーバーにアップロードして、それらをライセンス管理データと共に保存する方法があります。

悪質なファイルを誤ってアップロードすることが無いよう、すべてのドキュメント アップロード時にウィルス スキャンを自動的に適用する次のオプションが追加されました:
  • FlexNet Manager Suite に搭載されている既定のドキュメント スキャン機能を有効化する。これには ClamAV が使用されます。オンデマンド スキャン機能が搭載されているため、オペレーターが任意のデータベース オブジェクトのプロパティにドキュメントを添付する度に、各ドキュメントがスキャンされます。
  • オンデマンドをサポートし、FlexNet Manager Suite が受信可能な戻り値を使用する指定のウィルス対策スキャン ツールを使用する。
これらの設定は、Web アプリケーション サーバー のレジストリで調節できます。詳細情報は、次のドキュメントに掲載されています:
  • スクリプトを使ってシステムアップグレード (またはインストール) を管理するには、このリリースのインストール ドキュメントおよびアップグレード ドキュメントの両方に、応答ファイルへの変更の詳細が掲載されています。これらのドキュメント (英語) は https://docs.flexera.com/FlexNet Manager Suite On Premises のバージョン 2020 R2 を選択すると、PDF 形式で取得することができます。
  • Web アプリケーション サーバー のレジストリの構成に関する詳細は、FlexNet Manager Suite システム リファレンス のオンプレミス エディションに含まれている新しいセクションに掲載されています。これはアップグレード後にオンライン ヘルプのタイトル ページから、または前述のドキュメント Web サイトから取得できます。「Preventing Uploads of Malicious Files (悪質なファイルのアップロードを防ぐ)」セクションには、任意のウィルス対策ツールを統合するのに使用できる PowerShell スクリプトのサンプルも記載されています。
ウィルス スキャンが有効化されている場合、各ドキュメントはアップロードの際にチェックされます。
ファイル内に悪質なコンテンツが発見された場合、Web インターフェイス で赤色の警告テキストが表示され、オペレーターに通知します:
ウィルス対策スキャンが、これを悪質なファイルとして検疫しました。これが誤検知であると思われる場合、IT 部門に分析を求めるか、Flexera サポートにお問い合わせください。

当然のことながら、このファイルのアップロード元である外部デバイス上のファイルを調査するのはオペレーター (またはお客様の IT 部門) の任務となります。FlexNet Manager Suite を使って外部デバイスからファイルを削除することは不可能です。Web アプリケーション サーバー で、検疫場所は ウィルス対策ツールによって判別されます。ClamAV, の場合、 検疫場所は --move=フォルダー コマンドライン パラメーターによって設定されます。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2021 R1