Microsoft Azure 仮想マシンのクラウド サービス プロバイダー データのインポート

FlexNet Manager Suite バージョン 2019 R1

新しいMicrosoft Azure インベントリ コネクターは、Azure Resource Manager によって管理される Microsoft Azure 仮想マシンのインベントリ データ収集プロセスの一部を自動化します。

Microsoft Azure 仮想マシン インベントリは、引き続き FlexNet インベントリ エージェント (推奨)、またはサードパーティ ツールを使って収集する必要があります。追加情報は、Azure PowerShell モジュールを呼び出して取得され、仮想マシン (Azure VM 固有 ID または vmId とも呼ばれる) のユニバーサル固有識別子(UUID) を使ってインベントリ デバイスにマップされます。一致したインベントリデバイスのインポートされたプロパティは、インベントリ デバイスのプロパティ ページにある [クラウド ホスト] タブに表示されます。

新しい Microsoft Azure アダプターを使ってインポートされたすべてのデータは、[クラウド サービス プロバイダー インベントリ] ページに表示されます。ここから、クラウド インベントリおよび FlexNet インベントリ エージェント または サードパーティ インベントリ ツールによって収集されたインベントリ間に存在するギャップを検出することができます。たとえば、FlexNet インベントリ エージェント のインストール無しでクラウドに VM を構築した場合、このページに不足しているインベントリが強調表示されます。

FlexNet Manager Suite 2018 R2 より、ビジネス インポート、インベントリ スプレッドシートのアップロード、およびカスタム リポートでクラウド インスタンスのプロパティを使用することが可能となり、Microsoft Azure VM 関連データと共に使用できます。

Tip: Microsoft Azure アダプターを使用している場合、FlexNet インベントリ エージェント 2018 R1 リリース (13.0.0) 以降で一致するインベントリが 収集されます。FlexNet インベントリ エージェント の 2019 R1 バージョン (13.0.0) では、さらに Microsoft Azure VM データのフル セットを収集する機能が強化されています。また、このバージョンでは完全インベントリを提供するために Microsoft Azure アダプターを使用する必要がありません。(ただし、[クラウド サービス プロバイダー インベントリ] ページでインベントリのギャップを識別するためには、引き続き Microsoft Azure アダプターが必要です。)できる限り現在のバージョンの FlexNet インベントリ エージェント を配布することがベスト プラクティスです。
2019 年 6 月 30 日付けで、Microsoft はクラシック デプロイ モデルの API を廃止する予定です。Microsoft Azure インベントリ コネクターはこのモデルで管理される仮想マシンの仮想マシン インベントリを収集しません。最新の FlexNet インベントリ エージェント をこれらの仮想マシン上にインストールしてインベントリを収集することができますが、クラシック デプロイ モデルのため、Azure クラウドと Azure オンプレミス間の違いを区別できません。これらの VM には、インベントリ スプレッドシートをアップロードする、または単純にレコードを手動で変更して不足している情報を訂正するなどの代替方法が推奨されます。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2022 R1