ライセンスの照合についての新しい詳細情報

FlexNet Manager Suite バージョン 2019 R2

インストール済みアプリケーションが別のライセンスではなく、このライセンスから消費される理由を把握したいとき、FlexNet Manager Suite の本リリースに追加された、柔軟な [評価されたアプリケーション ライセンス] ページをご利用いただけます。このページには、最後に行ったライセンスの照合結果から、特定のソフトウェア インストールを承認するために評価されたすべてのライセンス、および各ライセンスが許可または拒否された理由 (あるいは、別のライセンスによって割り当て済みであるために評価されなかったこと) が表示されます。

このページはメイン ナビゲーション メニューではなく、別のオブジェクトのプロパティー シートからのみアクセスすることが可能です。また、その内容はアクセスの方法によって多少異なります。
  • ライセンスのプロパティ ([消費] タブから)
  • インベントリ デバイスのプロパティ ([ライセンス] タブから)
  • ユーザーのプロパティ ([ライセンス] タブから)
たとえば、インベントリ デバイスのプロパティで [評価済みライセンスを表示] をクリックすると、次が表示されます:
  • このデバイス上のすべてのライセンス済みアプリケーション インストール (ライセンスされていないアプリケーションは含まれません)
  • 各インストールに対して、インストールをカバーすることができる代替のライセンス (実際に消費済みも含みます)
  • 各アプリケーション/ライセンスの組み合わせごとに、ライセンス評価の結果 (消費済み拒否、または評価なし) およびその理由の概要が表示されます。例:
    • [消費済み] で、その理由が「このデバイスにライセンス エンタイトルメントを割り振ると、自動消費がトリガされます。」または、
    • [拒否] で、その理由が「このライセンス タイプの消費の計算に必要な、このデバイスのコア数が不足しています。」など。
詳細なヘルプ ページに、より詳しい情報が表示されます。ライセンスの照合は複雑なプロセスですが (多くの異なるベンダーからのライセンス規則を考慮するならば、複雑であることは当然です)、詳細を把握する必要がある際、このページによって、さらなる透明性が提供されます。
Tip: ただし、この追加機能によってライセンス照合中に追加プロセスが発生します。一般的に、この機能により、毎晩行われる照合の処理時間が 10 % 程度、または主にシンプルなライセンス タイプを使用する環境ではそれ以下の追加処理時間がかかります。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2022 R1