Microsoft 365 コネクターのクライアント シークレット サポート

FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1
よくリクエストされる強化機能として、指定する インベントリ ビーコン 上で構成された Microsoft 365 コネクターで、セッション トークンの代わりにクライアント シークレットを使ってインベントリ データの要求を承認できるようになりました。
Tip: この強化機能を使用するためには、関連 インベントリ ビーコンFlexNet Beacon バージョン 17.0.0 にアップグレードする必要があります。アップグレードが完了すると、新しい接続と同じ処理で、FlexNet Beacon でこれまでのトークン ベースの承認からクライアント シークレットを使った承認への切り替えがサポートされます。

クライアント シークレットの構成は Azure AD で独自の単一テナント「アプリ」の構成を選択した場合のみ使用することが可能で、ユーザーの同意やインタラクション無しで承認を行うアプリケーション (この場合はコネクター) 向けに Microsoft がサポートする標準の構成が必要です。Azure ポータルで始めにクライアント シークレットを構成する時、グローバル管理者権限が必要で、エンタープライズ内の管理業務に合わせてクライアント シークレットの有効期間 (3 ヶ月から 2 年) を選択できます。もちろん、クライアント シークレットの期限が切れる直前にその代わりを生成する必要があります。

Azure ポータルがクライアント シークレットを提供した直後、選択した有効期限日と共にそれを安全な場所 (たとえば、安全に保管されたスプレッドシートなど) にコピーしてください。Azure ポータルでページを変更すると、二度とクライアント シークレットが表示されることはありません。

インベントリ ビーコン 側の構成は、[クライアント認証資格] の新しい ”認証フロー” 設定を選択して、表示された”クライアント シークレット” フィールドに提供されたクライアント シークレットを張り付けるだけです。更新されたコネクターは、引き続き既存のスケージュールを実行してすべての予定されているデータを返します。

関連オンラインヘルプ トピック、および「Inventory Adapters and Connectors Reference (インベントリ アダプターおよびコネクター リファレンス)」が適切に更新されています。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2022 R1