Oracle Fusion Middleware を GLAS エビデンス アーカイブに追加する

FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1

FlexNet インベントリ エージェント では、Oracle サーバー上でローカルに実行しているか、適切な インベントリ ビーコン からリモートで ゼロ フットプリント インベントリ収集 を採用しているかにかかわらず、FlexNet インベントリ エージェント は Oracle Fusion Middleware ファミリで使用可能な多くのアプリケーションに関連する特化されたデータを定期的に返し、ライセンスの使用条件に準拠していることをチェックするために Oracle Global Licensing and Advisory Services (GLAS) が確認する特殊なファイルをアップロードします。

FlexNet Manager Suite には、このデータ フローを管理する 2 つの新しいコントロールが追加されました:
  • [インベントリの設定] ページ (検出 & インベントリ > 設定) に追加された [Oracle Fusion Middleware 監査データの収集を有効化する] チェック ボックを使って、アップデートされた FlexNet インベントリ エージェント が通常のアップロード サイクルの一環として Fusion Middleware データの収集およびアップロードの開始を承認します。(アップデートされていない FlexNet インベントリ エージェント の以前のバージョンはすべて、このポリシー設定を無視します。)
  • システム メニュー (右上の ) で、[システムの設定] ページにアクセスして[インベントリ] タブで、Oracle Fusion Middleware を含める チェックボックスを使って、標準 OracleGLASEvidence.zip アーカイブに Fusion Middleware についての情報を追加し、監査が必要な時に提出できるよう準備を行います。
    ヒント: Oracle によって、FlexNet Manager Suite による Oracle Fusion Middleware のインベントリのレポートが認証されました。
    ベスト プラクティスとして、FlexNet インベントリ エージェント への関連アップグレードが完了済みで、Fusion Middleware コレクションからインストールされたすべてのアプリケーションを確認済みであり、すべてのインストールを承認するライセンス レコード (購入レコードでサポート) が存在することを確認した後にのみ、このチェックボックスを選択した状態にすることが推奨されます。
    ヒント: この機能を使用するには、更新された Oracle GLAS スクリプトが含まれている InventorySettings.xml バージョン 56 以降の配布が必要です。 (このファイルのバージョン番号は、その最初の行に含まれていて、ファイルは アプリケーション認識ライブラリ の定期的なダウンロードの一環として更新されます。)

監査アーカイブを有効にすると、データ難読化レベルを制御することもできます。Oracle GLAS スクリプトによって収集されるパスワードは、text_removed 値によって置換され、常に難読化されます。オプションで、[システムの設定] ページの同じセクションにある別のチェックボックスを使って、Fusion Middleware の受信データに表示されるすべてのユーザー名および IP アドレスを同様に難読化することもできます。これらのユーザー名および IP アドレス値は Oracle 監査では要求されておらず、エンタープライズ内のセキュリティ基準に従うために必要な場合、この方法で正当に情報を制御することができます。

Fusion Middleware 製品のアップロード済みエビデンスは、インストーラー エビデンスとして固有のエビデンス タイプOracleFMW と共にインポートされます。これは、次のようなインベントリ デバイス上にインストールされている任意の Oracle Fusion Middleware に対して返されます:
  • Oracle Weblogic Server (Suite、Enterprise、Standard、Basic またはエディションの指定なしを含む)
  • Oracle Forms
  • Oracle Reports
このエビデンスは次のどちらかにあります:
  • [ライセンス コンプライアンス > すべてのエビデンス] ページの [インストーラー エビデンス] タブ (このタブは、エビデンス タイプにフィルターを適用して、エビデンスがまだアプリケーション レコードにリンクされていないため、[割り当て済み] 列に いいえ が表示される項目を識別するのに便利です)
  • 適切な Oracle Fusion Middleware 製品がインストールされている任意のデバイスのプロパティの [エビデンス] タブ ([インストーラー] サブタブを選択してから [未加工のエビデンス タイプ] 列を確認してください)
詳細については、オンライン ヘルプの 「検出 & インベントリ > Inventory Settings Page ([インベントリの設定] ページ) > Oracle Fusion Middleware のスキャン」セクションを参照してください。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2022 R2