編集可能なポイント規則

FlexNet Manager Suite バージョン 2020 R2.4

ライセンスの消費を計算するために、一部のライセンスは一連のポイント規則を使用します。たとえば、よりパワフルなコンピューター プロセッサには、古いモデルよりもより多くのポイントが必要かもしれませんが、リンクされたソフトウェアがインストールされている (または消費とカウントされるライセンスの割り振りがある) 特定のインベントリ デバイスに適用するポイント数を選択する際に、多くの異なる方法があるかもしれません。

ポイント規則セットを使用するライセンス タイプの 1 つに、Microsoft Server Core ライセンスがあります。これは Microsoft Azure ハイブリッド特典 (最新リリースで発表された AHB のサポート) の対象です。特にこれらのライセンスで、ポイント規則は、これを適用するために存在しなくてはならない 1 つ以上のアプリケーションも識別します。(「アプリケーション」が、特定の製品のエディションとバージョンの両方を定義する場合があります。)

通常、ポイント規則セットは アプリケーション認識ライブラリ のダウンロードの一部として配布され、自動的にインポートされます。各セット内で、Flexera によって提供されるポイント規則を変更することはできません。

ただし、既存のセットに新しいポイント規則を追加することができる新しい機能が追加されました。規則を新規作成して各詳細を定義する方法と、既存の規則 (アプリケーション認識ライブラリ とともにダウンロードされた規則を含む) を複製してカスタマイズしたい値を調整する方法があります。カスタマイズの結果、1 セット内にハイブリッド特典の対象となる 2 つのポイント規則が存在する場合、常にポイント ルールのローカル コピーが優先されます。後になってカスタマイズが不要になった場合、ローカルに追加された任意のポイント規則の削除を選択することもできます。

FlexNet Manager Suite[ポイント規則セット] ページから適切なポイント規則セットを選択して [ポイント規則] タブを選んでプロパティを開き、ポイント規則のエディターにアクセスすることができます。そこで新しいポイント規則すべてを作成するか、セット内で選択済みの既存のポイント規則を 作成元 として使用することができます。タブ内に青色のエディターが開き、その場で編集することができます。

特に AHB ライセンスの場合、エディターを使って各規則に「マップされている」アプリケーションの一覧をカスタマイズすることもできます。カスタマイズされたポイント規則は、その定義にマップされているアプリケーションにのみ適用することができます。つまり、たとえば同じセット内に 2 つの関連規則があった場合、最初の規則は MyApp Standard エディション (任意のバージョン) の各インストールごとに 1 ポイント割り振り、2 番目の規則は MyApp Gold エディションの任意のインストール済みエディションに 5 ポイントを割り振ります。ポイント規則エディターは優れた柔軟性を持ちます。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2022 R2