Linux KVM 仮想化のインベントリ サポート

FlexNet Manager Suite バージョン 2019 R2
FlexNet Manager Suite は今回より、Kernel-based Virtual Machine (KVM) インフラストラクチャを使って、Linux 仮想ホストからインベントリをインポートすることが可能です。ホストとそれらのゲスト VM は、次の場合正しい関係で表示されます:
  • ローカルでインストールされている FlexNet インベントリ エージェント によって、VM からインベントリが収集されている
  • ローカルでインストールされている FlexNet インベントリ エージェント または インベントリ ビーコン を使った ゼロ フットプリント インベントリ収集 によって、インベントリがホスト サーバーから収集されている
  • デフォルト動作が、ホスト上の config.ini ファイルで無効化されていない
VMは、Linux KVM と呼ばれる新しい VM の種類 と共に表示されます。
ヒント: 通常通り、ローカルでインストールされた FlexNet インベントリ エージェントルートとして実行され、ホスト サーバー上のすべてのゲスト VMはインベントリに含まれます。何らかの理由で FlexNet インベントリ エージェントルート以外の別のアカウントで実行する場合、そのアカウントによってアクセス可能なゲスト VM のみがインベントリに含まれます。
(この機能は、KVM にオーバーレイ可能な一部の代替管理ツールによって提供されていますが、) ベースライン KVM の仮想化は、クラスタをサポートしません。そのため、この最初の KVM サポートでは FlexNet Manager Suite [仮想デバイスとクラスター] ページにある [クラスター化されていないホストおよび VM] グループに、ホストおよびそのゲスト VM が一覧表示されます。

Linux KVM のサポートには FlexNet インベントリ エージェント のバージョン 14.0.0 以降および アプリケーション サーバーにインストールされている FlexNet Manager Suite のリリース 2019 R2が必要です。また、ゼロ フットプリント インベントリ収集 (インベントリ ビーコン によるリモート インベントリ収集) を使用する場合、FlexNet Beacon のバージョン 14.0.0 以降がインストールされていなくてはなりません。詳細については、FlexNet インベントリの収集 に掲載されている「Common: Collection from Virtual Environments」トピックを参照してください。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2023 R1