インポートにおけるインベントリ デバイスの一致規則

FlexNet Manager Suite バージョン 2020 R2

[検出 & インベントリ] メニューに追加された新しい管理ビューを使って、複数の異なるインベントリ ソースからの重複インベントリ レコードが コンプライアンス データベース 内のインベントリ デバイス レコードと一致および統合され、[すべてのインベントリ] 一覧などにデバイスが表示されている理由を調査することができます。

この新しい [インベントリ デバイスの一致規則] 一覧では、各行に 3 つのソースからのデータが表示されます。
  • データベースに既存するインベントリ デバイス レコード
  • すべての関連ソースから収集された、一致する未加工のインベントリ
  • 直接的または「トランジティブ」に、これらの一致に使用された規則および属性 (トランジティブな一致とは「サードパーティ」を通して行われる一致で、たとえばデバイス A が受信されたインベントリ アイテム B と一致し、次にアイテム C がアイテム B と一致した場合、アイテム C は「トランジティブ」にデバイス A とも一致することになります。)
この新しいビューをフィルターを適用せずそのまま開くと、データ量の多さに圧倒されるかもしれません。
  • 一致した各インベントリ デバイス レコードに対し、それぞれ特定のソースから受信したインベントリとの一致を含む、複数の行が表示されます。インベントリ デバイスの合計とインベントリ ソースの合計を乗算するだけでも、非常に多くの行数となります。
  • Web インターフェイス では露出されなかった「隠れた」プロパティを含み、調査を行うのに役立つ多くのプロパティが提供されています。これらのプロパティを使用して、、インベントリ ソースによってレポートされた未加工の値に対し、中央 コンプライアンス データベース に保存された正規化 されたデータを直接比較することができます。
ただし、このページはフィルターを適用せずに使用するのが目的ではなく、”検索” フィールドまたはシンプル/詳細フィルターを使ってデータを絞り込んで、個別のデバイスについての問題を的確に分析するための調査ツールです。最も簡単にアクセスするには、このページを直接使用するのではなく、[すべてのインベントリ] ページに追加された [一致した未加工のデバイス] 列の使用が推奨されます。インベントリ デバイスが、たとえば 3 つの異なるソースから受信されたインベントリ レコードと一致する場合、この列にはカウント 3 がハイパーリンクとして表示されます。一致した未加工のデバイス数をクリックすると、適切なフィルターが適用された [インベントリ デバイスの一致規則] ページが開きます。この例では、3 つの行が表示されます。各行は (リンクをクリックした [すべてのインベントリ] ページのデバイスの) データベースからの同じ [インベントリ データベースプロパティ] の重複ですが、各行には、そのデバイスに一致した [未加工のインベントリ デバイスのプロパティ] の 3 つの異なる インベントリ インポートの 1 つが表示されます。これら 2 つの側面をリンクして、一致処理で使用される規則/プロパティとなります。列選択ツールに列を自由に含んだり除外したりすることで、調査したいエビデンスのみを表示することができます。

この新しいページに関する詳細は、オンライン ヘルプに掲載されています。

FlexNet Manager Suite (オンプレミス)

2023 R1