軽量 Kubernetes エージェントがフットプリントを縮小
FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1.2
6 月のクラウド リリース (バージョン 2020 R2.5) で、Flexera の Kubernetes インベントリ エージェント が導入されました。このツール (長年使用されてきた FlexNet インベントリ エージェント とは全く別) によって、Kubernetes リソース (コンテナ イメージからのノード、ポッド、およびコメント) についてのレポートが可能で、IBM Service からのサブキャパシティ ライセンス関連データを返し、一時的に FlexNet インベントリ エージェント を挿入してノードおよびコンテナ内の追加ソフトウェアに関するレポートを行ないます。
本リリース 2021 R1.2 から、インベントリ収集のための 3 つめのツール、軽量 Kubernetes エージェント が提供されています。次の要件がある場合、これを Flexera の Kubernetes インベントリ エージェント の代替とすることができます:
- エージェントに小さいインストール フットプリントを使用する
- 軽量 Kubernetes エージェント を実行中のアカウントに最小 (読み取り専用) 権限を使用する
- (Kubernetes コンテナに関するエンタープライズのセキュリティ ポリシーなどの理由から) コンテナに FlexNet インベントリ エージェント の挿入を行なわない
- クラスター内 (ノードおよびポッド、およびコンテナ イメージに添付されているコメント) で使用中の Kubernetes リソースをレポートします。
- これは IBM License Service の RESTful API を読み込んで、Kubernetes クラスター内の IBM ソフトウェアのサブキャパシティ ライセンスの詳細を収集します (IBM Cloud Pak® ソリューション、および IBM® スタンドアロンのコンテナ化されたソフトウェアのライセンスの消費を計測するためには、必ず IBM License Service を使用する必要があります)。ただし当然のことながら、このレポートには IBM ソフトウェアのみが含まれ、他の発行元からの製品は含まれません。
- これは、コンテナにインストールされている製品に発行元が添付したコメント (メタデータ) を読み取ります (これは、現在 IBM が行なっている方法で、その他の発行元は近い将来に同様の処理を行う可能性があります)。
唯一 軽量 Kubernetes エージェント ができない処理は、ソフトウェアが発行元のコメントを含まない場合に、コンテナ内で実行中のソフトウェアをレポートしないことです。これは、汎用 FlexNet インベントリ エージェント がコンテナに挿入されないためです。つまり、Kubernetes コンテナ内で IBM 以外のベンダーのソフトウェアを実行中の場合、ソフトウェア インベントリの収集について代替の方法を提供して、その環境におけるライセンスの消費を追跡する必要があります。
新しい 軽量 Kubernetes エージェント についての記述は、Gathering FlexNet Inventory reference (現時点ではクラウド エディションのみ) の新しいセクションとして追加されています (ドキュメント Web サイトから取得可能な PDF または HTML を参照してください)。
FlexNet Manager Suite (オンプレミス)
2023 R1