SAP Digital Access
FlexNet Manager for SAP Applications は、これまでにもサードパーティ インターフェイスおよび非 SAP システムによる間接アクセスを検出してシステムを監視することができました。本 FlexNet Manager Suite リリースからは、SAP が発表したドキュメント ライセンス メトリックによって Digital Access のコストを計測する機能が追加されています。
この新しいアプローチは、ビジネス成果を共通の値で示す Digital Core から生成される 9 つのドキュメント タイプを基にします。SAP エコシステムでは、サードパーティ インターフェイスを使って SAP システム上でこれらの種類のドキュメントが最初に作成された時にコストが関連付けられます。その他に読み取り、アップデート、削除における追加コスト、または最初にドキュメントが作成されたときにシステム上で自動的に作成される追加ドキュメントはありません。
管理モジュールまたは インベントリ ビーコン で次の日付け範囲の設定を使って、依存または非依存システムからドキュメント ライセンス メトリックを収集することができます。
- Digital Access の月数
- 前カレンダー年 (月)
- 開始日、終了日
このデジタル アクセス データは、テクニカル ID (SAP パスポート) を使って SAP のビルトイン機能をベースに収集され、SAP および非 SAP センダー アプリケーションからのコールを区別します。これは S/4HANA およびレガシー ECC システムの両方に存在し、その結果はインストールの時点より、今後の監査に関与します (前提条件は次を参照してください)。
データのインポートが行われた後、[間接アクセス] ページでインポート日およびインポートされたデータの期間について、作成されたドキュメントの詳細を確認することができます。また、同じページで 9 つのドキュメント タイプの価格テーブルと共に、それぞれの乗数も管理することができます。
価格テーブルに指定された価格と乗数に基づいて、Digital Access コストが計算され、[ライセンス ポジション] ページに [Digital Access コストの概要] として表示されます。コストは次のレベルで確認することができます。
- ランドスケープ
- システム ID
- クライアント ID
- ドキュメントの種類
FlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2023 R2