無制限ライセンス タイプのサポート
FlexNet Manager Suite バージョン 2018 R2
ベンダーが無制限にソフトウェアの使用を許可する場合、FlexNet Manager Suite では今回より、使用許諾契約によって定義されたエンタイトルメント制限を特徴付ける規則を定義することができます。規則は、消費がエンタイトルメント制限を超過した場合にライセンスがどのようにフラグされるかを左右します。
ライセンス プロパティの [コンプライアンス] タブに新しい [エンタイトルメント制限] セクションが追加されました。ここで使用許諾契約によって定義されるエンタイトルメント制限を適切に特徴付ける規則を選択することができます。次の [エンタイトルメント制限] オプションがあります:
- 購入分 — エンタイトルメント制限の上限として購入済みエンタイトルメントの数量を設定するライセンスの条件。消費が購入済みエンタイトルメントを超過すると、ライセンスは「リスクあり」とフラグされます。
- 年次調整の対象 — 年次調整期間 の終わりに追加ライセンスが購入されることを前提に、消費が購入済みエンタイトルメントを超過することが許可されているライセンスの条件 (関連する購入契約で定義される)。消費が購入済みエンタイトルメントを超過しても、ライセンスは「準拠」のままです。
- 無制限 — 無制限エンタイトルメントを許可するライセンスの条件。「年次調整対象」ライセンスとは異なり、「無制限」ライセンスでは超過を解決するために追加エンタイトルメントを購入する必要がありません。これは、エンタイトルメントまたは消費に一切制限がなく、ライセンスが常に「準拠」の状態であるためです。購入済みエンタイトルメントと消費の間に関連性がないため、これらのライセンスには「不足/使用可能」がレポートされません。
大多数のライセンスおよびほとんどのベンダーの場合、[エンタイトルメント制限] には [購入分] が設定されます。
注: 以前はライセンスのプロパティにある [ID] タブに含まれていた [年次調整の対象] チェック ボックスに代わって、[エンタイトルメントの制限] セクションに [年次調整の対象] ラジオ ボタンが追加されました。さらに、様々なカスタム レポートの [年次調整の対象] 列は、 [エンタイトルメント制限] に変更されています。[エンタイトルメント制限] 列に表示される有効な値には、[購入分]、[年次調整の対象]、および [無制限] があります。
エンタイトルメント制限の詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。
FlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2024 R1