SAP S/4Hana Business Suite の移行

FlexNet Manager Suite バージョン 2018 R2

より多くの SAP カスタマーが SAP の Classic Business Suite (R/3) からより新しい S/4Hana Business Suite に移行しています。

このニーズに応えるため、SAP システムが [Classic Business Suite] または [S/4Hana] のどちらであるかを定義できる新しい [S/4Hana への移行] セクションが [新しい SAP システムの作成] ページに追加されました。Classic Business Suite システムの移行は、[未定]、[計画済み]、[処理中]、または [完了] として定義できます。これらのフィールドは、SAP システムを編集すると移行の進行状況として更新されます。これによって、ランドスケープの構成を評価し、システムの S/4Hana への移行状況を確認することができます。

任意の余剰ライセンスの概要を提供する [ライセンスの余剰/不足] セクション ([ライセンス ポジション] > [現在のポジション] ページ) も新しく追加されました。ここには、S/4Hana 移行に対するクレジットとして SAP とネゴシエート可能な任意のライセンス余剰の概要が表示されます。このセクションには、組織で購入済みの Named User および Package ライセンスの現在の消費に基づいて、余剰 (または不足) を計算するフィールドが含まれています。基本的に、ライセンスが余っていると余剰、ライセンスが足りないと不足が計算されます。余剰は、余剰ライセンスの数量と共にその金額が表示され、S/4Hana クレジットとして使用することが可能となります。不足は、余剰と区別しやすいように赤で表示され、組織に対してライセンスが不足していることを通知します。