購入プロセスの機能強化
FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1
購入プロセスでは、システムの透明化を高めるための機能強化が行われています。
- 未処理の購入、処理済みの購入、および延期中の購入を一覧表示するすべてのページに [有効期限] 列が追加されました。ソフトウェア メンテナンス (またはサポート) を含む可能性のあるすべての購入タイプでは、ここに各購入でカバーされているメンテナンスの終了日が表示されます (購入のプロパティ ページの [全般] タブで編集可能です)。
- これらと同じ 3 つの一覧、および [すべての購入] ページには、レコード管理の効率を高める新しい 2 つの列が追加されています。
- 購入で、ダウンロード済みの SKU ライブラリと一致する Stock Keeping Unit (SKU) コードが表示されるとき、[ライセンスの種類] を使用することができます。これは、この購入に対する推奨されるライセンス タイプを識別します (但し、購入に実際リンク可能なライセンスについての制限を強制することはありません)。購入に SKU が存在しない場合、または SKU が存在していても SKU ライブラリと一致しない場合、この列は空白のままです。ここに表示される任意の値は、購入のプロパティの [全般] タブでも使用できます。認識された ”パート番号/SKU” フィールドの隣にある下矢印を使うと、そのSKU に関連する追加プロパティが表示されます。
- 購入で SKU が認識された場合、同じ条件の下に SKU の説明が表示され、同じ拡張された SKU プロパティ セットの ”説明” フィールドが反映されます。
また、購入の処理ウィザードの機能も強化されています (1 つ以上の購入を選択して [処理] をクリックすると、[未処理の購入] ページで青いワークスペースを使用できます。)メンテナンスを含む購入を処理したとき、購入そのもののレコードが更新されることが無くなり、代わりにリンクされたライセンス レコードにのみデータが入力されます。その目的は、ライセンスのプロパティの [ユーザー権 & 規則] タブにある [アップグレード権] セクションの ”指定された日付までアップグレードをサポート” フィールドにメンテナンスの有効期限日を入力することです。これは、一般的に、追加料金なしでソフトウェアをアップグレードするためには継続メンテナンスが前提条件であるためです。
計算には 2 つの段階があります:
- 次から最初に利用可能な開始日が使用されます:
- 購入のプロパティの [全般] タブのメンテナンス 有効開始日
- 購入のプロパティの [財務] タブの 請求日
- 購入のプロパティの [全般] タブの 購入日
- 開始日が指定されると、次から最初に使用可能な方法で推奨される終了日が計算されます。
- 有効期限 が購入のプロパティの [全般] タブにある [メンテナンス] セクションに表示される場合、この日付けが終了日として使用されます。
- 認識された SKU が購入で参照されていて、標準 SKU の定義にメンテナンス期間が含まれている場合、この期間が開始日に追加されて終了日となります。
- 開始日に 1 年が追加されて終了日となります。
ウィザードでは、日付けが利用できない場合に手動で入力すること、または計算された値を上書きすることもできます (ただし、購入で正しい日付けを設定することが推奨されます)。
認識された SKU を引用する購入のプロパティにアクセスし易くなったこと、また購入処理が簡素化されたことで、特にソフトウェア メンテナンス期間に影響を及ぼすソトウェアの購入が管理し易くなります。
FlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2024 R1