Citrix Cloud アダプターの強化

FlexNet Manager Suite バージョン 2023 R1.1

2022 R2 でリリースされた Citrix Cloud アダプターの強化により、仮想デスクトップのエンタイトルメント アクセスおよびストリーム アプリケーションのアプリケーション レベルのアクセスを認識できるようになりました。これによって Citrix エステートのビジビリティが向上されています。

この新しい機能によって FlexNet Manager Suite では、デスクトップ エンタイトルメントがデリバリー グループに存在する場合や、アプリケーション レベルのユーザー制限がデリバリー グループのアプリケーションに存在する場合、またはデスクトップとアプリケーションの両方がデリバリー グループから配布されている場合に、アプリケーション ライセンスの消費をカウントすることができます。Citrix Cloud では、デスクトプおよびアプリケーション ユーザー アクセスがデリバリー グループ レベルの 1 階層下にあります (デリバリー グループ レベルがデスクトップおよびアプリケーションの上にある親階層です)。

Citrix 仮想デスクトップ データは、「Citrix Virtual Desktop Installer Evidence and File Evidence report ([Citrix Virtual Desktops インストーラー エビデンス] および [ファイル エビデンス] レポート)」を実行して確認できます。アプリケーション データを確認するには、「Virtual App Installer Evidence report ([仮想アプリ インストーラー エビデンス] レポート)」を実行してください。

重要: FlexNet Manager Suite でデスクトップおよびアプリケーション レベルからデータを収集するには、[ユーザー/ユーザー グループ] および [アプリケーション/アプリケーション グループ] がデリバリー グループ レベル、デスクトップ レベル、およびアプリケーション レベルに割り当てられていている必要があります。

たとえば、仮想デスクトップ アクセスで、デリバリー グループ レベルで合計 5 人のユーザーが割り当てられているが、そのうち 2 人だけがデスクトップ レベルに割り当てられている場合、2 台の仮想マシンだけが作成されます。FlexNet Manager Suite でレポート実行時に収集される仮想デスクトップ エビデンスは、これら 2 台の仮想マシンに関連するデータを表示します。データには、デリバリー グループに含まれる 5 人すべてのユーザーではなく、デリバリー グループレベルおよびデスクトップ レベルのユーザーのみが表示されます。

仮想デスクトップのエンタイトルメント アクセスおよびストリーム アプリケーションのアプリケーション レベルのアクセス管理方法についての製品ドキュメントは、Citrix オンライン ヘルプに掲載されている 「Manage Delivery Groups (デリバリー グループの管理)」トピックを参照してください。

これまでは、ストリーム アプリケーション専用のデリバリー グループのみがクエリされました。この強化によって、それが変更されています。Citrix Cloud アダプターの強化により、アプリケーションおよびデスクトップの両方をストリームするデリバリー グループをクエリできるようになりました。

今回より、永続的な VDI からストリームされるアプリケーションもクエリされます。非永続的な VDI と違い、永続的な VDI はスタティックであるため、ランダムに割り当てられることがありません。ライセンスが使用中の場合、仮想マシンが作成され、収集されたデータが FlexNet Manager Suite にインポートされます。
注: Citrix デリバリー グループまたはデスクトップ内のブロック リスト ユーザーはサポートされていません。

FlexNet Manager Suite(オンプレミス)

2024 R1