Kubernetes インベントリ エージェントが Red Hat OpenShift コンテナ プラットフォーム クラスターのワーカー ノード インベントリを正しく認識
本リリースでさらに強化された Flexera Kubernetes インベントリ エージェント では、Red Hat OpenShift の Kubernetes クラスター内のワーカー ノード インベントリを正しく認識できるようになりました。この強化が行われるまで、Flexera Kubernetes インベントリ エージェント は Kubernetes コンテナのデプロイメント先における実際のワーカー ノードのインベントリデータを収集する代わりに、Kubernetes コンテナに関連するインベントリ データを収集しました。
正確なワーカー ノード インベントリ データを収集すると、サブスクライブおよび支払い済みの FlexNet Manager Suite にインポートされたインストール済みアプリケーションについて、ライセンスの消費対象となるアプリケーションのライセンスを作成することで、これらのアプリケーションにライセンス付与することができるようになります。
この機能強化は、標準 Flexera Kubernetes インベントリ エージェント (「完全」 Flexera Kubernetes インベントリ エージェント とも呼ばれます) および 軽量 Kubernetes インベントリ エージェント でサポートされています。インストーラー エビデンスは新しいインベントリを反映して更新され、Flexera Kubernetes インベントリ エージェント が環境内の Kubernetes クラスターからインベントリを収集するたびに、存在しないインベントリが削除されます。
重要な変更点
- Kubernetes ワーカー ノードの hostname は今回より、オペレーターがワーカー ノードの詳細を確認するすべてのコンテキスト (すべてのインベントリ、インベントリ デバイスのプロパティ、カスタム レポート など) で FlexNet Manager Suite UI に表示されます 。この変更以前は、ワーカー ノードについて Kuberenetes ノードの一意識別子が [すべてのコンテナ] ページの [ホスト名] 列に表示されました。
- Kubernetes ワーカー ノードのオペレーティング システムは今回より、インベントリ デバイスのオペレーティング システムを表示する FlexNet Manager Suite UI のすべてのページ (すべてのインベントリ、インベントリ デバイスのプロパティ、カスタム レポート など) に表示されます。この変更以前は、レポートされるオペレーティング システムは、ワーカー ノード上にインストールされている実際のオペレーティング システムではなく、インベントリ を収集するために使用された Kubernetes コンテナのオペレーティング システムでした。この変更をサポートするために、OSImage という新しいプロパティが、プライマリ Kubernetes リソース インベントリの一部としてアップロードされる
MGS_KubernetesNode
クラスに追加されました。MGS_KubernetesNode
クラスについての詳細は、Gathering FlexNet Inventory ユーザー ガイドの「Kubernetes Inventory Uploads (Kubernetes インベントリのアップロード)」 を参照してください。 - Kubernetes クラスター環境内の Red Hat OpenShift サブスクリプション コンポーネントが、完全 軽量 Kubernetes インベントリ エージェント を使用して識別されるようになりました。インベントリが収集された後、サブスクリプション コンポーネント データはFlexNet Manager Suite にマップされ、[すべてのコンテナ] ページ (インベントリ > すべてのコンテナ) から参照可能です。
収集されるソフトウェア インベントリを有効化する方法
ソフトウェア インベントリをワーカー ノードから収集するために、2 つの Flexera Kubernetes インベントリ エージェント 属性を有効化する必要があります: mountHostFS 属性および collectHostRpmInfo 属性これらの属性を有効化する手順については、オンライン ヘルプの 「Attributes for Agent Features (エージェント機能の属性)」 を参照してください。
RHEL CoreOS ベースの Red Hat OpenShift ワーカーノードは変更不可能であり、これらのノードのソフトウェア インベントリは、Flexera krm デーモンセット (すべてのノードで実行される) がノード ホスト自体のファイルパスを読み取り専用マウントとしてマウントできるようにすることで収集されます。 その後、オペレーティング システムのデータとインストールされたRPMパッケージが k8s-node NDI で報告されます。
Flexera Kubernetes インベントリ エージェント のダウンロードおよびインストール手順については、オンライン ヘルプの 「Download Flexera Kubernetes Inventory Agent (Flexera Kubernetes インベントリ エージェントのダウンロード)」 を参照してください。
FlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2024 R1