対象の IBM PVU 仮想化スキャン

FlexNet Manager Suite バージョン 2019 R2
VMware vCenter または Oracle VM Manager (OVM) サーバー上の IBM PVU ライセンスの計算のために頻繁に行うハードウェア スキャンの場合、ユーザーが定義した 1 つ以上のターゲットからのインベントリ収集にのみ制限するか、すべての既知の VMware vCenter または Oracle VM Manager サーバーからのインベントリ収集を行うことができます。これらの変更によって、スキャンの対象を制限して不要な検出処理の重複を避けることができるため、インベントリ スキャンにかかる時間を大幅に短縮することができます。この機能には次が含まれます:
  • インベントリを VMware vCenter または Oracle VM Manager サーバーから収集する は、[すべての既知の VMware vCenter および Oracle VM Manager サーバーに対してリモートスキャンを行います] チェックボックスにとって代わります。このオプションが FlexNet Manager Suite の実装で既に有効化されている場合、アップグレード後に新しい 既知の vCenter または OVM Manager サーバー ターゲットが自動的に選択されるため、関連するパフォーマンスの強化内容を活用することができます。
  • インベントリを VMware vCenter または Oracle VM Manager サーバーから収集する オプションは、新しい管理サーバーの検出処理を重複しなくて済むため、スキャンにかかる時間が短縮されます。このため、ターゲットが有効となる前に、すべての関連サーバーの検出を行なっておく必要があります。
  • IBM PVU ライセンスから消費を行う VM を管理することが分かっている vCenter または OVM Manager サーバーを識別する独自のカスタム ターゲットを作成して、スキャン処理を減らすこともできます。この設定によって、IBM PVU ライセンスに関連するインベントリにのみにスキャンを制限することができますが、IBM PVU ライセンスから消費を行う VM がターゲット以外の新しい仮想化マネージャーによって管理される場合は、必ずターゲットを更新するようにしてください。

  • IBM PVU スキャン セクション内の全てのドロップダウン一覧には、頻繁なハードウェア スキャンが選択されている時、デフォルトのターゲットおよび既存するカスタムターゲットが表示されます。

FlexNet Manager Suite(オンプレミス)

2024 R2