ビーコンのインストール/アップグレード機能強化
FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1
インベントリ ビーコン のインストールおよびアップグレードにおける、カスタムインストール パスのサポートが強化されています:
- インベントリ ビーコン ログ記録および構成ファイル用の新しいレジストリの場所
[Registry]\Beacon\CurrentVersion\DistributionLocation
として、ユーザー設定の親フォルダーを指定することができます。これは、たとえば スタンドアロン インベントリ ビーコンのインベントリ ビーコン インストーラーを使って配布フォルダーとして指定できます (ただし、バッチ サーバー 上、または類似する実装でその機能をホスト中のサーバー上共存する インベントリ ビーコン では不可能です)。この設定が既存しない場合、またはこのこのインストール/アップグレードで指定されない場合、既定の場所は%CommonAppData%\Flexera Software
です。この設定がレジストリで使用可能になると (インストールまたはアップグレード時に設定)、将来的なアップグレードで自動更新または応答ファイルを使ったサードパーティ ツールを使用する場合でも、その設定が保持されます。つまり、アップデートの処理方法によって、カスタム パスは各 インベントリ ビーコン に一度設定するだけで済みます。注: インベントリ ビーコン インストーラー UI を使って手動でインストール/アップデートを行う場合、[配布フォルダーの変更] ページに入力値が必要で、ここに入力された値によってDistributionLocation
の設定が更新されます。 DistributionLocation
レジストリ値に書き込むカスタム パスを指定できる新しい変数DATADIR
が追加されました。この変数は次のどちらかで使用できます:- 応答ファイルを使ってサード パーティ ツール経由でインストール/アップグレードを管理する場合、応答ファイルに次を含みます:
[Folders] DATADIR=D:\NewFolder
- コマンドラインから インベントリ ビーコン インストーラーを実行する場合、たとえばアップグレードのコマンドライン パラメーターに次を含みます:
BeaconInstaller.exe /s /v"/l*v C:\temp\Upgrade.log REINSTALLMODE=amus ALLUSERS=1 REBOOT=ReallySuppress DATADIR=D:\NewFolder /qn"
- 応答ファイルを使ってサード パーティ ツール経由でインストール/アップグレードを管理する場合、応答ファイルに次を含みます:
要確認: アップグレード プロセスを使ってインベントリ ビーコン上に新しい配布フォルダーの場所を指定する場合、昔の既定の場所から新しいユーザー設定の場所にすべての既存ファイルを手動で移動させなくてはならない可能性があります。場所を設定した場合、将来的な処理で使われるフォルダーが指定されるだけです。データ管理が自動化される訳ではありません。
3 月のアップデート (2020 R2.2) では、インベントリ ビーコンのレジストリ キーに関するオンライン ヘルプがアップデートされます。
, およびFlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2024 R2