コンテナ内の IBM ライセンスの消費を使用可能

FlexNet Manager Suite バージョン 2021 R1.3

IBM では、Kubernetes クラスターを実行中の製品 (Cloud Paks を含む) について、IBM License Service を使用して製品を識別し、IBM VPC または IBM PVU ライセンス タイプのどちらかで消費されたポイントを計算することが求められています。FlexNet Manager Suite のこのリリースでは、すべての VPC/PVU ライセンス付与済み製品の統一されたライセンス ポジション、並びにそれらが Kubernetes コンテナまたは非コンテナ環境にインストールされているかどうかをレポートします。

お客様の環境内の各 Kubernetes クラスターで実行される IBM 製品または Cloud Paks について毎日、Flexera Kubernetes インベントリ エージェント または 軽量 Kubernetes インベントリ エージェント が IBM License Service からのエビデンスとして消費情報を収集します。同様に、標準 FlexNet インベントリ エージェント は非コンテナ ホストからインベントリ エビデンスを返すこともあります。FlexNet Manager Suite はこれらすべてのソースからのデータを標準化し、そこに含まれている Cloud Paks およびバンドルされた製品、並びにすべてののスタンドアロン IBM 製品を認識します。通常通り、これらの製品レコードを適切なライセンスにリンクすることがでいます。FlexNet Manager Suite がこれらをアップロードされたエビデンスにリンクすると、現在の消費量およびピーク時のライセンス消費量が提供されます (IBM のライセンシングでは、特定期間におけるピーク時の消費量が問われます)。従来型のインフラストラクチャで製品が実行されている場合、IBM では世界中の 3 つの必須 IBM リージョンの 1 つに消費が割り当てらてることが求められますが、コンテナの消費はグローバルな取り扱いとなります (リージョン化はされません)。これらの明確な要件を満たすため (またリージョンにまだ割り当てられていないデバイスがある場合に念のため)、ライセンスの [コンプライアンス] タブには、引き続き 3 つのリージョンのピークが含まれています。さらに、コンテナで実行中の製品についてグローバル ピーク時 (および現在) の消費量も追加されています。これらすべての様々なソースが適切に結合され、これらのライセンスの総合的な開示がまとめて表示されます。

最適な公開をおこない、また追加 Cloud Paks をライセンスにリンクできるように、IBM VPC ライセンス タイプのプロパティ ページには [Cloud Paks] というタブが追加されました。ここで、現在のライセンスがどの Cloud Paks に消費されているか、および統一されたライセンス ポジションに考慮されているかを確認することができます。

FlexNet Manager Suite の次のレポートが更新されていて、IBM 製品または Cloud Paks によるピーク時および現在の消費についての詳細、およびこれらの製品が従来型またはコンテナ化された環境で実行されているかどうかが含まれます:
  • IBM PVU ライセンスの消費
  • IBM PVU ライセンスの現在の消費
  • IBM Cloud Pak ライセンスの消費
  • IBM Cloud Pak ライセンスの現在の消費
レポート索引からだけでなく、これらのライセンスは適切なライセンスの [消費] タブに直接リンクされています。
ヒント: これまでの [IBM ライセンス サービスの消費] レポートは、[IBM コンテナ ライセンス]レポートに名称が変更されています。

FlexNet Manager Suite(オンプレミス)

2024 R2