コンテナ環境向けの IBM ライセンス機能に追加された新しい機能

FlexNet Manager Suite バージョン 2023 R2.1

FlexNet Manager Suite は今回より、2 種類の IBM ライセンス メトリックをサポートします: リソース ユニット (RU) および 管理対象仮想サーバー (MVS)これらの追加ライセンス タイプのサポートにより、今回より FlexNet Manager SuiteIBM RU ライセンスおよびIBM MVS ライセンスを次の Cloud Paks に作成できるようになりました。

  • IBM Cloud Pak for network automation
  • IBM Cloud Pak for Watson AIOps
  • IBM Cloud Pak for Security

お客様の環境内の各 Kubernetes クラスターで実行される IBM 製品または Cloud Paks について毎日、Flexera Kubernetes インベントリ エージェントまたは軽量 Kubernetes エージェントが IBM License Service からのエビデンスとして消費情報を収集します。FlexNet Manager Suite は IBM License Service からのデータを標準化し、そこに含まれている Cloud Paks およびバンドルされた製品、並びにすべてののスタンドアロン IBM 製品を認識します。

通常通り、これらの製品を適切なライセンスにリンクすることができます。FlexNet Manager Suite がこれらをアップロードされたエビデンスにリンクすると、現在の消費量およびピーク時のライセンス消費量が提供されます (IBM のライセンシングでは、特定期間におけるピーク時の消費量が問われます)。IBM では、Kubernetes クラスターで実行中の (Cloud Packs を含む) 製品について、必ず IBM License Service を使用して製品を識別する必要があります。IBM RU または IBM MVS ライセンス タイプでは、この処理を FlexNet Manager Suite で行うことができるようになりました。

FlexNet Manager Suite では、MVS ライセンスおよび RU ライセンスでカバーされているソフトウェアのピーク時および現在の消費データについて、およびそれらのライセンスに対して消費されたライセンス エンタイトルメントの詳細を提供する次のレポートが作成されました。

さらに、既存の Cloud Pak レポート (IBM Cloud Pak ライセンスの消費レポートおよび IBM Cloud Pak ライセンスの現在の消費レポート) に、RU および MVS メトリック タイプの Cloud Paks についてのレポートが追加されました。

注: 任意のメトリック (VPC、PVU、MVS、RU) を含んでライセンス付与されたバンドル製品は、Cloud Pak と関連付けられたメトリックに変換されるようになりました。たとえば、Cloud Pak RU ライセンスで、バンドルされた製品が VPC メトリックでライセンスされた場合、VPC が RU メトリックに変換されます。 これは、[ライセンスのプロパティ][消費] タブにある [製品変換比率] 列に表示されます。

IBM のレポート要件を満たすため、IBM MVS および RU レポート データが IBM 監査レポート パッケージに含まれていて、FlexNet Manager Suite でダウンロードが可能です。 このパッケージを監査に信頼できるソースとして使用できます。パッケージをダウンロードするには、FlexNet Manager Suite でレポートを開いてレポート期間を選択してから、[IBM 監査レポートをダウンロード] リンクをクリックします。

FlexNet Manager Suite(オンプレミス)

2024 R2