ファイル システム スキャン中に検出されたファイルすべてが flxfsscan_report ファイルにレポートされる flxfsscan プロセスの修正

FlexNet Manager Suite バージョン 2023 R2.3

以前、FlexNet インベントリ エージェント バージョン 19.4.0 以降では flxfsscan プロセスでファイル システム スキャン中に検出されたすべてのファイルが flxfsscan_report ファイル (/var/opt/managesoft/cache/flxfsscan_report) にレポートされました。

通常、ndtrack (FlexNet インベントリ エージェント) による処理が行われた後 flxfsscan_report は削除されます。しかし、flxfsscan_report ファイルのサイズが大きくなりすぎたため、/var ディレクトリの空き容量が足りなくなり、ndtrack が失敗して大容量のディスク領域が消費されました。

この修正の一貫として、FlexNet インベントリ エージェントMaxFSScanReportFileSizeInMB と呼ばれる新しい環境設定が追加されました。MaxFSScanReportFileSizeInMB を使って、/var/opt/managesoft/cache/flxfsscan_report ファイルの最大許容サイズをメガバイト (MB) で指定することができます。

このリリースでは、flxfsscan プロセスにファイルのフィルターを含めると発生する問題も解決されていて、ndtrack に関連するファイルのみが処理され、flxfsscan_report ファイルにレポートされます。これによってファイル サイズが大幅に縮小されます。

新しい設定についての情報は、Gather FlexNet Inventory User Guide「Preferences (環境設定)」 の下に記載されている 「MaxFSScanReportFileSizeInMB」 を参照してください。

FlexNet Manager Suite(オンプレミス)

2024 R2