Kubernetes エージェントの Red Hat OpenShift オペレーターの検出機能およびビジビリティが強化されました
本リリースより、Kubernetes エージェントは環境内にある Kubernetes クラスターのワーカー ノード上にインストールされている Red Hat OpenShift オペレーターを認識することができます。Kubernetes エージェントによってインベントリが収集されるとき、情報が FlexNet Manager Suite にマップされ、Kubernetes クラスター内の各ワーカー ノードにインストーラー エビデンスが作成されます。
この強化機能は、標準 Flexera Kubernetes インベントリ エージェント (「Kubernetes インベントリ エージェント」と呼ばれます) およびライトウェイト Kubernetes インベントリ エージェントでサポートされています。インストーラー エビデンスは新しいインベントリを反映して更新され、Kubernetes エージェントが環境内の Kubernetes クラスターからインベントリを収集するたびに、存在しないインベントリが削除されます。
Red Hat Openshift サブスクリプションのレベル
- Red Hat Openshift プラットフォーム プラス
- Red Hat Openshift コンテナ プラットフォーム
- Red Hat Openshift Kubernetes エンジン
- Core ベース (2 コアまたは 4 vCPU)。これは、すべての Red Hat OpenShift クラスターで実行中のすべての Red Hat OpenShift ワーカーノードにおける物理コアまたは仮想コア (vCPU) の集計に基づきます。
- ベアメタル ソケット ペア (64 コアまでを含む 1-2 ソケット)。このサブスクリプションは Red Hat OpenShift がハードウェアに直接インストールされている x86 ベアメタル物理ノードにのみ利用可能ですが、IBM zSystem および Power アーキテクチャは適用外で、これらにはコアベースのサブスクリプションが必要です。
カスタマー サブスクリプションの場合、カスタマーは Kubernetes クラスター内のすべてのワーカーノードのコアに対して支払いを行います。コントロール プレーンまたはインフラストラクチャ ホストに属するコアは、消費に考慮されません。
Kubernetes エージェントに追加された変更
- MGS_KubernetesOlmSubscription と呼ばれる新しいクラスが
k8s-inventory-clusterId-timestamp.ndi
ファイルに追加され、Kubernetes クラスター内のすべてのワーカーノードからインストール済み Red Hat OpenShift の情報を収集します。 - Roles と呼ばれる新しいプロパティが
MGS_KubernetesNode
クラスに追加され、Kubernetes クラスター内のどのノードがワーカーノードであるかを認識することができます。
この情報は、プライマリ Kubernetes リソース インベントリの一部としてアップロードされます。あたらしい MGS_KubernetesOlmSubscription ハードウェア クラスについての詳細は、Gathering FlexNet Inventory ユーザー ガイドの「Kubernetes Inventory Uploads (Kubernetes インベントリのアップロード)」を参照してください。
FlexNet Manager Suite における Red Hat Openshift オペレーターのインストーラー エビデンスの参照
Kubernetes エージェントによってインベントリを収集した後、サブスクリプション コンポーネント データがマップされます。FlexNet Manager Suite では、クラスター ID およびホスト名を[すべてのコンテナ] ページ ( から参照することができます。クラスター ID は、ポッドがイメージからインスタンス化されたコンテナを実行するワーカーノードを含むクラスターの一意の ID です。ホスト名は、Kubernetes ワーカーノードの名前です。インストーラー エビデンスを参照するには、 )コンテナ ホストのリンク をクリックして [インベントリ デバイスのプロパティ] ページを開いてから、[エビデンス] をクリックします。
Red Hat オペレーター発行元の場合、関連データが発行元 Red Hat にマップされます。ワーカーノードと識別されなかったノードには、オペレーター インストーラー エビデンスは表示されませんが、その他のインストーラー エビデンスが表示されることがあります。
- オペレーター名—Red Hat OpenShift オペレーターの名前。
- インストール済みクラスター サービスのバージョン—Red Hat OpenShift オペレーターのクラスター サービスのバージョン。
- Red Hat またはカタログ ソース—インストーラー エビデンスの発行元。ここで、カタログ ソースが redhat-operators の場合は Red Hat、そうでない場合、発行元は任意のカタログソースになります。
FlexNet Manager Suite(オンプレミス)
2024 R2