Oracle データベース インベントリの強化

IT Asset Management バージョン 2018 R2

以前のリリースでは、インベントリ ビーコン を Oracle データベース サーバーに直接接続して、任意のコンテナ データベース (Oracle 12 以降の場合)、および選択された検出方法を使って使用できるプラグ可能な任意のデータベース (TNSNames.ora ファイルなど) からインベントリを収集することができました。この機能に変更はありません。ただし、以前は Oracle サーバー上で実行中のローカルで実行する ndtrack (コア インベントリ コンポーネント) のコピーを検出、およびプラグ可能なデータベースからインベントリの収集を行うことができませんでした。

今回より、この機能が ndtrack にも追加されました。トラッカーがターゲット インベントリ デバイス (Oracle サーバー) に配布される方法には影響されません。したがって、今回より次を使って、プラグ可能なデータベースからインベントリを収集することができます:

  • 完全な FlexNet インベントリ エージェント。インベントリ デバイスの「採用」中に自動的にインストールされるか、サードパーティ ツール/技術によってインストールされます。
  • ライトウェイト FlexNet Inventory Scanner。(UNIX 系プラットフォームの場合、ndtrack.sh シェル スクリプトとしてパッケージされます)
  • ゼロ フットプリント方式。インベントリ ビーコン がターゲット デバイス上に ndtrack をインストール、実行、およびその直後に削除します (インストール フットプリントは残りません)。

コンプライアンス データベースにインベントリがアップロードおよびインポートされた後 (通常、夜中に実行されます)、IT Asset ManagementWeb インターフェイス[Oracle インスタンス] ページにプラグ可能なデータベースが表示されます。

  • コンテナ インスタンスの場合、そのインスタンス名の終わりに ~CDB_ROOT が付いています。
  • 各プラグ可能なデータベースは同じインスタンス名、チルダ文字、およびプラグ可能なデータベースの名前を表示します (containerInstance~pluggableDBName)。

UNIX 系のプラットフォームの場合、Oracle インベントリの収集には (ルートで実行する) FlexNet インベントリ エージェント が低いレベルの権利を持つ他の信頼されたアカウントを偽装する必要があるように構成することができます (詳細は、Gathering FlexNet Inventory に掲載されている「Common: Child Processes on UNIX-Like Platforms」 を参照してください)。このリリースでは、信頼性およびセキュリティ面の両方で偽装が強化されています。

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