ServiceNow の統合アプリケーション認定

IT Asset Management バージョン 2019 R1
IT Asset Management では、ServiceNow 統合アプリケーション (IT Asset Management for Enterprises) がバージョン 4.0 にアップデートされています。ServiceNow 認定を受けたアプリケーションには、次の新しい強化機能が追加されています:
  • ServiceNow バージョン Jakarta、Kingston、および London のサポート
  • Software Asset Management Foundation プラグインを使用するための前提条件を削除 - 統合アプリケーション v4.0 以前は、Software Asset Management (SAM) Foundation プラグイン テーブルに格納されました。V4.0 からは、インポートされたアプリケーション レコードを Configuration Management Database (CMDB) テーブル、SAM テーブルのどちらか、またはその両方に格納するかを指定できるオプションが追加されています。[Integration Properties (統合のプロパティ)] ページに新しい統合プロパティ ”Use CMDB and/or SAM tables for installation (インストールに CMDB および/または SAM テーブルを使用する)” が追加されました。この強化機能の結果、統合アプリケーションを使用するための要件として SAM Foundation プラグインが必要ではなくなりました。
  • IT Asset Management からのハードウェア インベントリのエクスポート は今回より、ハードウェア エステートをより正確に把握できる仮想マシン レコードを作成します - IT Asset Management からのハードウェア インベントリのエクスポートは今回より、仮想マシン レコードを ServiceNow 内に作成し、Hyper-V、VMware、Solaris、EC2、またはその他すべてを仮想マシン インスタンスとして分類します。新しい統合プロパティ ”Updating inventory class name (sys_class_name) (インベントリ クラス名 (sys_class_name) の更新)” を使って、IT Asset Management または ServiceNow のどちらをインベントリ クラス名の更新時に正しいソースとして使用するかどうかを選択できます。
  • FlexNet Manager Suite からのハードウェア インベントリのエクスポートは、より詳細にコンピューター レコードを分類し、より正確なレポートを作成 - IT Asset Management から ServiceNow にエクスポートされるデータに追加の分類詳細が含まれます。コンピューター レコードが仮想サーバー (Hyper-V/ESX)、Linux、Unix (Solaris、AIX、HPUX) および Windows Server の詳細に分類されています。新しい統合プロパティ ”Updating inventory class name (sys_class_name) (インベントリ クラス名 (sys_class_name) の更新)” を使って、IT Asset Management または ServiceNow のどちらをインベントリ クラス名の更新時に正しいソースとして使用するかどうかを選択できます。
  • [Database (データベース)] ビューを容易にカスタマイズ可能 - 契約および資産を ServiceNow から IT Asset Management にエクスポートするときに使用される [Database (データベース)] ビューを簡単にカスタマイズして、追加フィールドをエクスポート、または既存フィールドを削除することができます。新しく追加された統合プロパティ [Exclude virtual machine assets (仮想マシン資産を除外)] を使って、ServiceNow からデータをエクスポートする際に仮想マシン資産を簡単に除外することができます。
  • [Import Transaction (インポート トランザクション)] ビューにおけるインポートおよび読み込み時間の短縮 - 今回より、複数データ チャンクのインポート (Import Transactions (インポート トランザクション)) を同時に処理することで、インポートにかかる全体的な時間を短縮することができます。さらに、今回より正しくインポートが完了したあと、インポートされたデータ チャンクがクリアされるため、ストレージの使用率を削減し、[Import Trasnsactions (インポート トランザクション)] ビューの読み込みを大幅に最適化することができます。
  • 新しいデザインの統合アプリケーション メニューで、より直感的なナビゲーションを提供 - ServiceNow 内の IT Asset Management の統合アプリケーション メニューは、オプションがより論理的にグループ分けおよび並べ替えが行われたため、より直感的に移動することができます。
  • 統合されたレコードに素早くアクセスを可能にする新しいビュー - [IT Asset Management > Imported Records (インポートされた レコード)] の下に新しいビューが追加され、Computers (コンピューター)Virtual Machine (仮想マシン)Software Installed (インストール済みソフトウェア)、および Contracts (契約) に統合されたレコードを簡単に確認することができます。
  • IT Asset Management からのフル エクスポートを使って、ServiceNow にインポートするときの処理時間を大幅に削減IT Asset Management でフル エクスポートを実行するとき ([システムの設定] 内の [ServiceNow] タブ)、エクスポートされるレコードはアクティブなレコードのみです。以前、フル エクスポートは削除済みレコードも送信したため、不要に大きいデータセットがエクスポートされ、ServiceNow の処理に時間がかかりました。フル エクスポートにアクティブなレコードのみを含む最適化の結果、IT Asset Management と ServiceNow とのデータの同期を保ちやすくなりました。

詳細については、オンライン ヘルプのタイトル ページからアクセス可能な IT Asset Management Inventory Adapters and Connectors Reference」を参照してください。

IT Asset Management(クラウド)

Current