Flexera One SaaS Manager コネクター

IT Asset Management バージョン 2019 R2.3

Flexera One SaaS Manager は Software as a service (SaaS) アプリケーションのライセンス サブスクリプションや関連使用状況などの管理に大変優れたツールです。IT Asset Management の本リリースでは、全ての SaaS ライセンスの概要を 1 つのペインにまとめ、すべてのソフトウェア資産を管理することができるシンプルなコネクターが提供されています。

一度承認が行われると、コネクターが毎晩 Flexera One SaaS Manager から IT Asset Management にすべての関連データをインポートし、ローカル ライセンス レコードを更新して最新のエンタイトルメントを表示し、毎晩行われるライセンスの消費の計算にこれらのデータが含まれます。これらのインポートされた各ライセンスは、Flexera One SaaS Manager で作成されライセンスをミラーし、調整が必要な場合に元のライセンスに切り替えることができるハイパーリンクが含まれます。また、ライセンス名のカスタマイズ (グループ分けをして認識し易くするため「FSM」を追加するなど)、契約または購入のリンク (参考用のみ、実際のエンタイトルメントは Flexera One SaaS Manager から毎晩インポートされます) や菅理所有者など、IT Asset Management 内のライセンスに情報を追加することもできます。これらの詳細は、毎晩インポートされる更新で保存されます。

このコネクター 1 つが、以前の 3 つの SaaS コネクターに取って代わります (Flexera One SaaS Manager のライセンスを持たないカスタマー向けに、これらの古いコネクターも引き続き使用可能です):
  • Microsoft Office 365 (非推奨)
  • Microsoft 365
  • Salesforce
これらのコネクターのどれかを以前使用していた場合、FlexNet Manager Suite Inventory Adapters and Connectors Reference PDF ドキュメント (オンライン ヘルプのタイトル ページからリンクがあります) に Flexera One SaaS Manager コネクターへの切り替え作業におけるベスト プラクティス、およびオプションでライセンスの重複を削除する手順が掲載されています。念のため、承認済みコネクターから Flexera One SaaS Manager への初回インポート時、ステータスが [使用停止] であるこれらの以前のコネクターからの全てのライセンスに対して自動的にマークが付けられるため、その晩以降は毎晩行われる照合時に古いライセンスが影響を及ぼすことはありません。その時点から、すべての処理は Flexera One SaaS Manager レコードを通して行われ、IT Asset Management 内に表示されます。
このコネクターを使用するための唯一の前提条件は、両方の製品のライセンスを所有していることです。これらは両方クラウド アプリケーションのため、IT Asset Management[システムの設定] ページにある [統合] タブでチェックボックスを設定するだけで簡単に構成することが可能です。
ヒント: IT Asset Management の独自のインスタンスを実行している Managed service providers (MSP) が Flexera SaaS Manager との統合を提供したい場合、インターネットに接続するイン スタンドアロンベントリ ビーコンのうち 1 つ以上をバージョン 14.3.0 以降にアップグレードし、その インベントリ ビーコン 上に Flexera One SaaS Manager コネクターを別の PowerShell ベースのコネクターとして実装する必要があります。

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