ファイル パスによるライセンス除外を使って Oracle Java を管理

IT Asset Management バージョン 2021 R1.4

アプリケーションのインストールをライセンス エンタイトルメントの消費から除外できる新しい機能を使用できます。「親」またはプライマリ アプリケーションが、必要な機能を提供する別の埋め込み 「子」ソフトウェアを含めてライセンスされている場合に使用できます。例えば、Oracle SQL Developer のライセンスでは、埋め込み Oracle Java SE アプリケーションのインストールもカバーされています。

この機能には、いくつかの相互接続する要件があります。この除外を適用する埋め込みアプリケーションは次が必要です:
  • アプリケーションのプロパティで、[全般] タブにある [詳細エビデンスのインポート] チェックボックスが選択されている
  • User ライセンスまたは Oracle Processor ライセンス タイプのどちらかにリンクされている (ただし、除外が適用された後、このライセンスから消費することはなく、プライマリ アプリケーションのライセンスから消費されることにご注意ください)。これらのライセンス タイプのみが、この機能をサポートしています。
  • 除外しようとしているファイルパスにインストールされている、リンクされたファイルのファイル エビデンスのみ (インストーラー エビデンスまたは WMI エビデンスは無し) に基づいてアプリケーションを認識する。
これらの条件が一致すると、リンクされたライセンスの [使用権 & 規則] タブにある [除外] セクションで新しいコントロールが有効になります。[ファイル パスによる除外] 一覧に、添付されたファイル エビデンスのファイル パスを追加することができます。(ファイルパスを識別する方法については、新しい [アプリケーションの透明性] レポートを参照してください。)インベントリのインポートおよびライセンス コンプライアンスの計算中に、インストール済みアプリケーションについてファイル エビデンスのみが検出された時に、その見つかったファイルがリストされているパス内にのみ存在する場合、デバイス上のインストールはライセンス エンタイトルメントを消費しません。その代わり、ライセンスのプロパティの [消費] タブでは、このデバイスに [ファイル パスによる除外] と表示されます。またこの除外は、その他のライセンスの除外と同様に、インストール済みソフトウェアがその他のライセンスからエンタイトルメントを消費することを防ぎます。(ちなみにこれは、プライマリ アプリケーションのライセンスにも表示されないということです。管理および将来的な監査に備えるため、除外されたライセンスの [ドキュメント] タブには、このインストールがカバーされているプライマリ アプリケーション ライセンスがどこで記録されているかをメモとして添付することを考慮してください。

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