IBM zSystems および LinuxONE 上の Linux をサポート

IT Asset Management バージョン 2022 R2.2

本リリースより、IT Asset Management は IBM zSystems (または「s390x」や「z/Architecture」として知られる、IBM によって開発およびサポートされているアーキテクチャ)で実行中の Linux をサポートします。 この新しい機能は、IT エステート全体にわたる総合的なソフトウェア資産の最適化機能を提供し、IBM Z テクノロジーに対する投資を最大限に活用したいカスタマーに貴重な利益をもたらします。

この機能を使って次の処理が可能です::

IBM zSystems および LinuxONE 上の Linux のインベントリを収集

FlexNet インベントリ エージェント は、様々な Linux プラットフォームからインベントリを収集しますが、これまで、IBM zSystems アーキテクチャで実行中の Linux ディストリビューションはサポートされておらず、カスタマーは IBM License Metric Tool (ILMT) に依存しなくてはなりませんでした。本リリースより FlexNet インベントリ エージェント は、glibc バージョン 2.17 以降をサポートする IBM zSystems プラットフォーム、および LinuxONE プラットフォームで実行中の Linux オペレーティング システムをサポートします。

FlexNet インベントリ エージェント のインストール方法についての詳細は、https://docs.flexera.com/ から取得可能な Gathering FlexNet Inventory を参照してください。

IBM Z および LinuxONE インフラストラクチャーについてのインベントリ ビジビリティ

IT Asset Management は IBM Z および LinuxONE インフラストラクチャーにおいて、リソースの使用率を最適化するのに欠かせない、ハードウェア リソース パーティションの表示を含んだビジビリティを提供します。IBM Z および LinuxONE リソースがどのように使用されているかを把握し、使用率が低いリソースを識別することで、インフラストラクチャーをどのように最適化するか豊富な情報に基づく意思決定を行うことができます。この高いレベルのビジビリティおよび制御機能によって、IBM Z および LinuxONE インフラストラクチャーへの投資を最大限に活用し、全体的な効率および費用対効果を高めることが可能です。

次の IBM zSystems インベントリが収集され、IT Asset Management UI で表示されるため、zSystem 環境 (たとえば Oracle データベース)で実行中の IBM および非 IBM 製品のライセンスをカウントすることができます。
  • ホスト
  • LPAR グループ
  • LPAR
  • z/VM または zKVM ハイパーバイザー (使用中のハイパーバイザーによる)
  • Linux VM ゲスト

IBM zSystems の階層構造および IT Asset Management UI で IBM zSystems インベントリがどのように表示されるかについては、オンライン ヘルプの 「IBM zSystems Virtual Inventory (IBM zSystems 仮想インベントリ)」を参照してください。

IBM zSystems および LinuxONE 上のライセンス機能

IT Asset Management は今回より、IBM ライセンス機能および監査レポートの拡張によって、 IBM zSystems および LinuxONE 上のライセンス機能をサポートします。この機能は、サポートされている発行者および IBM サブキャパシティ ライセンスとレポートすべての総合的なライセンス機能を提供します。

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