IBM Cloud Pak ライセンスにおける本番および非本番インスタンスの正確なビジビリティおよびライセンシング
IT Asset Management は今回より、Cloud Pak インスタンスの本番および非本番のインストールに正確な IBM PVU および VPC ライセンスを提供します。
本リリースまで、IT Asset Management でIBM Cloud Pak ライセンスの本番および非本番インスタンスを区別することができませんでした。その結果、(主にテストや開発用に使用されるマシンなど) 非本番マシン上にインストールされている Cloud Pak インスタンスの数が正しくカウントすることができませんでした。
本番マシンと比較すると、非本番マシンは使用する変換率およびライセンス コストが大幅に異なります。IT Asset Management では、本番と非本番インスタンスを区別することができなかったため、本番と非本番 IBM Cloud Pak インスタンスの両方で同じ変換率 (本番デバイスに明示的に使用される比率) が適用され、コストに大きな影響を与えました。
この問題を解決するため、新しい [インベントリ デバイス ロール] ページを使用して、インベントリ デバイス ロールを表示し、アプリケーション認識処理でそれらのロールが本番または非本番のどちらでカウントされるのかを確認できるようになりました。この新しいページには、IT Asset Management で使用可能なデバイス ロールの一覧 (開発、トレーニング、本番など)、および対応する [本番] チェックボックスが表示されます。デバイスを本番とカウントする場合、[本番] チェックボックスを選択するだけです。デバイスを非本番とカウントする場合、[本番] チェックボックスを非選択のままにします。
新しい [インベントリ デバイス ロール] ページの他にも、[アプリケーションのプロパティ] の下にある [エビデンス] タブ でアクセス可能なスイート置換機能に、新しい [非本番ロールが必要] チェックボックスが追加されています。このチェックボックスが選択されている場合、メンバー アプリケーションのインストールを含むデバイスが非本番ロールに割り当てられているとき、IT Asset Management ではスイート置換のみを行い、メンバー アプリケーションではなくスイートを認識します。
非本番 IBM Cloud Pak インスタンスを認識するため、すべての非本番アプリケーション スイートがアプリケーション認識ライブラリ (ARL) に追加されています。 カスタマーは、非本番スイートを作成してアプリケーションをスイートそのものに割り当てる必要がありません。追加された各スイートには、非本番ロールが必要です。非本番マシン上にインストールされている Cloud Pak インスタンスの最小数は 1 で、各インストールには製品アプリケーションに対応する非本番である単一の子アプリケーションが含まれています。前述のコード変更により、今回よりインベントリが収集され、[非本番ロールが必要] チェックボックスが選択されているため、デバイス ロールが非本番と定義された場合、スイート置換が行われ、アプリケーションの非本番が認識されます。
ここで説明されている両方の手順に従って、今回よりどのインベントリ デバイスが本番か、非本番かを選択することができ、IT Asset Management は非本番ソフトウェアを認識して、正しい非本番変換率を適用することができます。
インベントリ デバイス ロールの本番または非本番の選択、並びに [非本番ロールが必要] チェックボックスについての詳細は、オンライン ヘルプの 「Inventory Device Roles (インベントリ デバイス ロール)」 および 「Evidence Tab: Suite and Member Evidence ([エビデンス] タブ: スイートおよびメンバー エビデンス)」 を参照してください。
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