Oracle E-Business Suite (EBS) 検証データが、Oracle GLAS エビデンス アーカイブに追加されました

IT Asset Management バージョン 2023 R2.3

FlexNet インベントリ エージェント 互換性が拡張され、Oracle E-Business Suite (EBS) データを Oracle GLAS エビデンス アーカイブにインポートできるようになりました。Oracle の EBS 検証では、インストール、構成に関する主要な情報、並びに Oracle EBS 製品の、そのコンポーネントと機能の使用状況についてレポートに含める必要があります。インポートされた EBS データを使って、カスタム機能等が作成されたかどうかにかかわらず、Oracle EBS 実装が Oracle Global Licensing and Advisory Services (GLAS) によって行われる Oracle 監査に準拠しているかどうかを検証することができます。

このデータを管理するために IT Asset Management に新しいコントロールが追加されました:

  • [IT 資産管理設定 - 全般] ページの [インベントリ] タブ (管理 > IT 資産管理設定 > 全般) にアクセスします。新しい [Oracle E-Business Suite を含める] チェックボックスが選択された場合、追加 EBS 検証データが OracleGLASEvidence.zip アーカイブに追加され、必要な時に監査用に提出する準備が行われます。

InventorySettings.xml のバージョン 73 または 74 (v73 以降には更新された Oracle GLAS スクリプトが含まれています) を使用するとき、Oracle E-Business Suite (EBS) データを収集するために特定バージョンの FlexNet インベントリ エージェント は必要ありません。ただし、FlexNet インベントリ エージェント バージョン 21.1.0 以降を配備して、不具合の修正やその他の強化機能を活用することが推奨されます。InventorySettings.xml ファイルのバージョン番号は、その最初の行に含まれていて、ファイルはアプリケーション認識ライブラリ (ARL) の定期的なダウンロードの一環として更新されます。

重要: Oracle E-Business Suite データを引き続き収集するため、新しい InventorySettings.xml バージョン 75 には、FlexNet インベントリ エージェント バージョン 22.0.0 以降を必要とする変更が含まれる予定です。InventorySettings.xml バージョン 75 が配備された後、Oracle E-Business Suite データを引き続き収集するためには、バージョン 22.0.0 より古いバージョンのエージェントをアップグレードする必要があります。さらに、データ収集 > IT Asset Inventory タスク > インベントリの設定 にある [Oracle EBS 監査データの収集を有効化する] チェックボックスを使って、EBS データの収集を有効化する必要があります。このオプションは、デフォルトで無効化されています。
ヒント: Oracle GLAS エビデンスを提出する前に、お客様の組織のセキュリティ規格でユーザー名および IP アドレスをマスクする必要がある場合、[IT 資産管理設定 ー 全般] ページの にある [インベントリ] タブで [データベース エビデンス以外、ユーザー名および IP アドレスをマスクする (「パスワードは常にマスクされます)] チェックボックスが選択されていることを確認してください。このチェックボックスを有効化すると、EBS 検証データに表示される ユーザー名および IP アドレスが text_removed の値と置換されます。

Oracle GLAS デビデンス アーカイブのダウンロード方法についての情報は、オンライン ヘルプの 「Oracle Instances (Oracle インスタンス)」 を参照してください。

毎晩行われる Oracle GLAS エビデンス アーカイブの生成時に含まれる情報の種類については、オンライン ヘルプの 「IT Asset Management Settings: Inventory Tab (IT 資産管理設定: [インベントリ ]タブ)」 を参照してください。

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