2015 年以降の規格で作成された SWID タグからインストーラー エビデンスが生成されない問題を修正

IT Asset Management バージョン 2024 R2.3

このリリース以前の IT Asset Management では、2015 年以降の規格を使用して作成された SWID タグが検出されませんでした。 その結果、2015 年以降の規格に基づく ISO 19770-2 ソフトウェア識別タグ ファイルからソフトウェア インストーラー エビデンスを処理する場合、IT Asset Management が対応するインストーラーのエビデンス レコードを作成せずに、ファイルのエビデンス レコードのみを生成していました。さらに、2015 年以降の規格を使用して作成された SWID タグを解決しようとすると、SoftwareIsoTagFile テーブル (列:ParseErrorMessage)にエラーメッセージが記録されました。

ヒント: ソフトウェア識別タグ (SWID タグ) は、ソフトウェア製品を記述する ISO 19770-2 準拠の XML ファイルです。

以前の IT Asset Management バージョンでは、新しいスキーマを使用した SWID タグ情報がデータベースに長期間保存されていましたが、適切に評価されていませんでした。 今回の更新により、システムは新しいスキーマを正しく評価できるようになりました。 ただし、NDI ファイルの SWID タグに変更が加えられていない場合 (MD5値は変更されていない)、更新は行われず、エビデンスは IT Asset Management で利用できないままとなります。

このリリースから、2つの重要な変更が行われます。第一に、異なる MD5 値を持つ新しい SWID タグが NDI ファイルで検出されると、システムはそれに応じて新しいスキーマを更新して評価します。 第二に、2015 年以降の標準を使用する SWID タグから生成されたインストーラー エビデンスが [すべてのエビデンス] ページの [インストーラー エビデンス] タブに表示され、企業全体およびアプリケーション認識ライブラリで検出されたすべてのインストール エビデンスを表示します。

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