Oracle Database 機能のライセンシングにおける透明性

IT Asset Management バージョン 2019 R1.5

Oracle Database 機能およびオプションのライセンスを正しく管理するためには、ライセンス結果を把握するために奥深い調査が必要になるため、多くの作業が求められます。新しい Oracle Database 透明性機能を活用して、Oracle データベース インスタンス上で Oracle 機能 (オプションまたはパック) が使用されている理由、または逆に使用されていない理由を、より深く見極めることができます。

この機能の最も重要な点は、Oracle データベース インスタンスのプロパティの [オプション] タブにリストされている オプション/パックの [使用中] プロパティにおける強化内容です。このプロパティは、データベース インスタンスにインストール済みの Oracle オプションまたはパックが使用中 (はい) であるか、未使用 (いいえ) であるかを示します。この結果は新しい [使用状況の詳細] ダイアログにリンクされています。このダイアログには、これらの結果を取得するためにスキャンされたローカル サーバーおよびすべての OEM サーバーのホスト名の一覧、および各スキャンの実施日が表示されます。追加情報が参照可能な場合、各オプションまたはパックが使用されたかどうかを判別するために実行された各テストの結果、および Oracle データベース インスタンスのどの機能がテストされたのかが、ダイアログに一覧表示されます。この機能を使ってクオリティの高いデータを取得するには、アプリケーション認識ライブラリ と同梱されている Oracle インベントリ スクリプト、および他のライブラリ ダウンロードの最新版を使用することが推奨されます。

注: この機能を使用する場合、3 つの要件があります:
  • アマゾン ウェブ サービス (AWS) のデータ ストレージをオプトアウトしていない。詳細については、Flexera がアマゾン ウェブ サービスで一部データの保管を開始する旨を通知する Flexera からの 2019 年 7 月付けの電子メールを参照してください (詳細はこちら)。[使用状況の詳細] ダイアログは、AWS が提供する設備およびストレージに依存します。
  • このリリースでは、(初期採用者の場合) Flexera がまず、新しい [使用状況の詳細] ダイアログを有効化する必要があります。一般リリースに先駆けてこの機能を有効化したい場合、カスタマー サクセス マネージャーまたは Flexera サポートにお問い合わせください。(9 月に予定されている次のIT Asset Management クラウド リリース 2019 R1.6 バージョンから、この機能は (AWS の使用を希望しなかった場合を除き) 現在クラウド サブスクライバーのお客様すべてに対して有効化される予定です。 )2019 R1.5 リリースから、AWS のプロセスおよびデータ ストレージ設備を使用しなかった場合、この Oracle Database 透明性機能は提供されない点に、ご注意ください。
  • [使用状況の詳細] ダイアログを有効化した後、データベース インスタンスをホスト中の Oracle Database サーバー上にある、ローカルでインストールされている FlexNet インベントリ エージェント によって収集された最新の Oracle .ndi ファイルをアップロードする必要があります。これは、アップロードされた .ndi ファイルがインベントリ データベースに解決され、その詳細が AWS でのプロセスおよびデータ ストレージに渡されるためです。

この新しい機能の 2 つめの特徴は、既存の ”オプション名” プロパティを Oracle Database オプションまたはパックのプロパティにリンクする強化内容です。このリンクは、該当するオプションのアプリケーションのプロパティ ページにある [全般] タブを開きます。この強化内容は、デフォルトで有効化されています。

これらの新しい機能の両方は、Oracle インスタンスのプロパティ ページの [オプション] タブ (検出 & インベントリ > Oracle インスタンス > Oracle インスタンスのプロパティ) にあります。詳細については、オンライン ヘルプの 「[Options (オプション)] タブ」 ページを参照してください。

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